新潟中央短期大学 幼児教育科

学びの特徴

学びの特徴 学びの特徴

ミュージカル

新潟中央短期大学 独自のプログラム

1986年から続く「新潟中央短大ミュージカル」。プログラムは、「ミュージカル」と「リズム体操」を二本の柱として構成し、前者を2年次生が、後者を1年次生が演ずるという形式で行われています。いずれも学生全員がそれぞれ何らかの役割を分担して参加するという全学態勢を最大の特色としています。

文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」に認定

「ミュージカル」は保育に関する総合学習の場として設定したものです。世界の名作や創作シナリオのうちから学生全員で一つのミュージカル作品を共同制作することによって、幼児の心性、行動心理に関わる知識理解を体験的に深め、保育者としての実践的指導力を高めようとするねらいがあります。また、この活動が2003年度の文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」に認定されました。

地域との連携

来場者は、地域の子どもたち、その両親、一般市民、学生の保護者、本学の卒業生、など老若男女様々。上演に際しては市の教育委員会、公共放送局、新聞社等の後援を得ており、マスメディア各社から、その制作過程や反響を好意的に報道していただいています。近年の来場者は常に1,000人を超えており、地域社会から好評を得ています。近年では加茂市内の小中学校の総合学習の担当教員から、ミュージカルの制作・練習現場を見学する体験学習の協力依頼も受けています。地域の子どもたちとの共演も実現し、学生との交流もますます深められています。このミュージカルを通じて、地域の方々は本学を教育熱心な短大と好意的にとらえており、また、彼らとのコラボレーションの成果は本学が地域に根ざしているという証です。

表現活動指導法
(アクティブラーニング型)

演習課題1ではグループ単位で子どものための鑑賞教材としての視点から、素材(合唱・合奏・オペレッタ・手品等)を選定し、作品を制作して、学園祭で発表します。演習課題2ではミュージカル作品を共同制作し、脚本作りやロールプレイングを通じて幼児の心性に係わる知識理解を深めるとともに、表現技法の習熟とコミュニケーション能力の向上を図り、保育者としての実践的指導力を高めていきます。

MESSAGE

坂内 寿子[担当]表現活動指導法

「一人ひとりを輝かせる教育」をモットーに、個性を大切にしながら共に創り上げていくミュージカル。新潟中央短期大学のミュージカルは全学生が主役です。
また、地域の子どもたちとの共演も魅力の一つです。練習場面では学生たちに「保育者としての心」を喚起させてくれます。このような経験ができるミュージカルの舞台があなたを待っています。

ミュージカルを観た方々の感想
( 一部)

  • がんばっている姿に毎年感動をもらっています。今後も続けてほしいです。 (長岡市在住)
  • すばらしい先生になると思いました。子どもが「自分の通う保育園に来てほしい!」と言っていました。 ( 三条市在住)
  • 笑顔と頑張りから、元気をたくさんもらって帰ります。ありがとう。 ( 新潟市在住)
  • 毎年楽しみにしています。学生の意欲を感じ、とても充実した時間を過ごすことができました。 (三条市在住)
  • 地域の皆様に愛されるイベントを継続してもらえたらと思います。 ( 新潟市在住)
  • 観ているこちらも自然と笑顔になる演技と歌、ダンスでした。私も何か新しいことに挑戦してみたい気持ちになりました。 (新潟市在住)

HISTORY

2022年度
2022年度
2022年度
2022年度
2022年度
  • 第 1 回(1986年)

    窓ぎわのトットちゃん

  • 第 2 回(1987年)

    しらゆきひめ

  • 第 3 回(1988年)

    マッチ売りの少女

  • 第 4 回(1989年)

    ぼくはスサノオ

  • 第 5 回(1990年)

    さるの王様

  • 第 6 回(1991年)

    おしいれの冒険

  • 第 7 回(1992年)

    ミツバチマーヤの冒険

  • 第 8 回(1993年)

    オズの魔法使い

  • 第 9 回(1994年)

    ピーターパン

  • 第10回(1995年)

    ぼくはスサノオ

  • 第11回(1996年)

    不思議の国のアリス

  • 第12回(1997年)

    くるみわり人形

  • 第13回(1998年)

    新ドン・キホーテ

  • 第14回(1999年)

    おしいれの冒険

  • 第15回(2000年)

    ピーターパン

  • 第16回(2001年)

    ぼくはスサノオ

  • 第17回(2002年)

    オズの魔法使い

  • 第18回(2003年)

    不思議の国のアリス

  • 第19回(2004年)

    ヘンゼルとグレーテルと
    ゆかいな仲間たち

  • 第20回(2005年)

    私の大切なもの〜
    マツユキソウの奇跡〜

  • 第21回(2006年)

    ピーターパン
    〜仲間がくれた勇気〜

  • 第22回(2007年)

    オズの魔法使い

  • 第23回(2008年)

    不思議の国のアリス

  • 第24回(2009年)

    ヘンゼルとグレーテル
    〜大切な絆〜

  • 第25回(2010年)

    ぼくはスサノオ

  • 第26回(2011年)

    ピーターパン

  • 第27回(2012年)

    オズの魔法使い

  • 第28回(2013年)

    ふしぎの国のアリス

  • 第29回(2014年)

    ピーターパン

  • 第30回(2015年)

    私の大切なもの
    〜マツユキ草の奇跡〜

  • 第31回(2016年)

    白雪姫

  • 第32回(2017年)

    不思議の国のアリス

  • 第33回(2018年)

    オズの魔法使い

  • 第34回(2019年)

    ピーターパン

  • 第35回(2021年)

    白雪姫

  • 第36回(2022年)

    不思議の国のアリス

保育・教育実習

現場での保育実践はたくさんの発見と学びの場。新潟中央短期大学では、直接子どもたちと触れ合う中で、教育の難しさ、楽しさを経験し、子どもたちと一緒に成長していきます。

1年次

教育実習Ⅰ(6月に1週間)

保育実習Ⅰ(保育所:2月に2週間)

2年次

保育実習Ⅰ(施設:6月に2週間)

保育実習Ⅱ・Ⅲ(8月下旬から2週間)

教育実習Ⅱ(10月に3週間)

充実した実習サポート

学生一人ひとりを、教員と実習担当スタッフがきめ細かくサポートします。

実習前
実習先選びの
アドバイス
どの施設が自分に合っているかなど、学生の希望を聞き、希望の施設で実習ができるように、教員と実習担当スタッフが実習先との橋渡し的な役割となってきめ細やかにアドバイスをします。
保育方針に関心を持った施設、自分が卒業した施設を実習先に考えてみてはどうでしょう。通勤方法や通勤時間をしっかり調べておくことも大切です。
実習準備
サポート
実習に行く前に担当教員が事前指導を行います。実習に臨むにあたり必要な心構えや態度、マナー、実習日誌の書き方などを指導します。
実習中
教員による
実習先の巡回
実習中も教員は学生が実習で得た気づきや課題を共有し、学生の学びが深まるよう、また、困っている事があれば解消できるよう支援します。
実習後
実習の振り返り実習の体験を教員や友達と共有する時間を設けながら、学生が次の実習に展望が持てるよう支援します。

実習のポイント

実習担当者 実習担当者

永井 裕紀子 

[担当]保育実習Ⅰ(保育所)

保育者は子どもの心を育てる職業ですから、子どもたち一人ひとりの心をどれだけ読みとれるかが1つのポイントとなるでしょう。また、子どもの心とともに保育者の言動の意図についても感じとって欲しいと思います。
目にみえないものを読みとるのはそう簡単ではありませんよね。そんな時は遠慮せず保育者に尋ねてみるとよいでしょう。思いもよらない子どもの気持ちや保育者の意図にきっと驚かされると思います。

元公立幼稚園
                  園長 実習担当者

白井 智佳子

[担当]教育実習Ⅰ.Ⅱ(幼稚園)

実習に対し学生は「緊張感でいっぱいです。」と話します。程よい緊張ではなく過度の緊張は何もうみ出しません。大切なことは、緊張を乗り越え気持ちのコントロールをすることです。実習生の笑顔は子どもたちの笑顔を引き出すことに繋がります。子どもたちと向き合い、まずは楽しく遊ぶことです。すると子どもたちの心に触れることができるのです。それは保育者としての喜びとなります。是非やってみてください。

実習インタビュー


Q1.どんな思いで実習に臨みましたか?
貴重な現場での実習の為、良い保育をたくさん見つけて、より多くのことを吸収して自分のものにしたいと考えていました。
Q2.実習はどうでしたか?
最初は、慣れない環境に不安でいっぱいでしたが友人と励まし合いながら乗り越えることができました。実習日誌や指導案は大変でしたが学べることや気づくことがおおかったです。
Q3.実習で得たもの、成長したことはありますか?
社会人になる上での基礎力(挨拶・報連相等)の大切さを改めて実感し、日々の生活の中で心掛けるようにしました。実習をきっかけに「子どもの気持ちに寄り添える保育者になりたい」という気持ちがより一層強くなりました。

Q1.どんな思いで実習に臨みましたか?

毎日目標を決めて実習に臨み、子どもたち一人ひとりをよく理解をして関わりを持つことを意識していました。
Q2.実習はどうでしたか?
運動会・作品展に参加させていただきました。子どもたちの何事にも一生懸命に取り組み、友達同士で励まし合う姿を見て子どもたちの無限の可能性に刺激をもらい、感動しました。また、子どもの年齢や発達に合わせて行事内容を考える先生方の姿からも学ぶことが多く、とても勉強になりました。
Q3. 実習で得たもの、成長したことはありますか?
責任実習の際に、日頃学んでいることを思い出しながら、実習担当の先生に保育現場で大切なこと・子どもたちと関わり合い、意識すべきことなどアドバイスをいただき、「現場の生きた学び」ができました。

Q1.どんな思いで実習に臨みましたか?

子どもとの関わり方、日誌など不安もありましたが常に明るい気持ちを持ち、挨拶・笑顔を大切に毎日心掛けていました。
Q2.実習はどうでしたか?
子どもと関わる上で、保育者の仕事のやりがいを感じることができたと共に、大変さや難しさも知ることができました。どんなに大変な時でも子どもたちは可愛くて、表情や言葉に何度も救われました。
Q3. 実習で得たもの、成長したことはありますか?
子どもたちが保育者に考えを伝える機会が設けられていたり、活動内容を子ども同士で相談をして決める機会があったりと、「子どもの主体性を大切にする保育」はどのようなものなのか学ぶことができました。主体性を用いて、子どもたちの自信・意欲に繋げることも、保育者の重要な役割だと感じました。

Q1.どんな思いで実習に臨みましたか?

子どもたちとの関わり方や、雰囲気づくりなど先生方の姿を見て挑戦・実践できることは意識して実習に臨みました。
Q2.実習はどうでしたか?
はじめは緊張してしまい、なかなか自分で積極的に関わることができませんでしたが実習日数・回数を重ねていくうちに先生方・子どもたちと関われるようになりました。
Q3.実習で得たもの、成長したことはありますか?
先生方や子どもたちと関わり、実習を通して社会経験をしたことで入学当初よりも自分に自信が持てるようになりました。また、実践的な授業を通して他者を理解し、考え・思いを伝えあ合い、話し合うことができるようになり、コミュニケーション能力が向上しました。

保育・教職実践演習(卒業研究)

学生一人ひとりの個性的なテーマ。
指導員はその一つひとつと熱心に向きあいます。

「保育・教職実践演習」は1年次後期から2年次に行われる本学独自の教育プログラムです。現場保育者に求められる問題発見・解決能力とプレゼンテーション力を養成します。学生は自らテーマを決め、専任教員ごとのゼミでの指導と、学科全体の発表会を通して研究を深めていきます。

「知りたい」「なぜ?」を
仲間とともに探る

担当教員渡邉 彩

このゼミでは、自分の「知りたい」気持ちをスタートにして、保育教材・遊び環境・子ども理解の研究を進めています。たとえば、「五感を使う保育教材について研究したい」という学生さんたちは、赤ちゃんの聴覚・触覚・視覚の発達を理解し、自分たちなりの教材を作り実際に赤ちゃんたちと遊んでみています。また、「公園を研究したい」チームは、公園に行き仲間とともに遊び、「子どもたちならどう遊ぶだろうか」「何歳くらいだと遊びやすいだろうか」と〈問い〉を見つけて研究しています。
このように、自分たちで〈問い〉を見つけ〈興味・関心〉の芽を育てていくこと。この体験こそが子ども理解の基盤となると考えています。保育現場でも、仲間とともに探求し続けてほしいと願っています。

2021年度テーマ例

  • 自然を生かした野外保育

  • 子どもの遊びを豊かにしていくための環境の意味やあり方

  • 作物栽培を通して体験するもの

  • 核家族と三世代同居での子どもの性格形成

  • 乳幼児の五感を刺激するおもちゃ作り~聴覚・感触・触覚~

  • 保育実践と導入について

  • 手話で童謡を表現する

  • 「ごっこ遊び」を通して育つ力、育つものは何か

  • HSC・HSPの特徴と関わり方

  • 聴覚・言語障害者とのコミュニケーション

  • 乳幼児期の手遊びの効果

  • スポーツの土台となる運動遊びの提案について

  • ピアノの演奏技術向上

  • ピアノとフルートの演奏技術の向上 など

1年次
10月
~
1月
レポート作成

まずは自分の問題関心から出発します。内容がある程度まとまったら、個別に教員をたずね、アドバイスをもらいながら資料を集め、テーマに沿ってレポートを作成します。

1月
ゼミ配属先決定

レポートと報告会での発表をふまえて、教員間での調整会議が開かれ最終的にゼミの配属先が決まります。

2月
テーマ報告会

全教員と学生が出席する保育・教職実践演習のテーマについて口頭発表します。発表内容について教員・学生からさまざまな質疑応答がなされます。

2年次
4月
本格的なゼミ活動スタート

教員だけでなく、ゼミメンバーからも助言を受けたり、時にしのぎを削りながら研究を進めていきます。ゼミ旅行や研究合宿、バーベキュー大会などを行うこともあります。

7月
中間発表会

卒業研究の完成に向けて学生が取り組んできた調査研究、制作、実践活動の途中経過をポスター発表します。

2月
卒業研究発表会

研究成果をポスター発表します。発表会は、調査・研究系と、パフォーマンス系で日程が分けられ、熱のこもった質疑応答、討論がなされます。教員からは提出されたレポートと合わせて審査がなされ、評価が決まります。

海外研修

言葉を超えた心の交流を体験し、国際感覚ゆたかな保育者を育てる

海外研修旅行は、訪問国の歴史・風土・文化を学ぶことに加えて、現地の幼稚園・保育所をたずね、子どもたちや保育者と触れ合いながら見学・観察実習を経験します。多角的な視点と感覚を持った保育者を養成するための本学独自の教育行事です。

ITALY ROME
おもな見学地[イタリア ローマ]

幼稚園視察・交流
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コロッセオ/ヴァチカン美術館/スペイン広場/トレビの泉 など
※2018年度の研修内容です。

ギャラリー

体験談

充実した海外研修

幼児教育科2年
𡈽田 成美さん (加茂高校出身)(右)
中澤 果奈さん (新潟青陵高校出身)(左)

イタリアに研修旅行に行きました。現地ではローマの歴史に触れたり、保育所見学をしたりしました。ローマの街を歩くと今までに体験したことのない雰囲気に圧倒されました。保育所見学では日本とは全く文化の違う中でも保育に対する考え方に共通するものがあったことに驚きました。このとても貴重な体験が保育者になるにあたって私たちの活力になると強く感じました。